あらすじ
「人であれ。」
長く続いた戦争が終わった。
特殊部隊『ロボット』の一員として無感情に戦ってきたイヴは、世間から切り離されて育った少女・エマのもとに引き取られることに。
「ロボットのイヴが“人になる”ことができるように」……エマはイヴから様々な感情を引き出し、彼女に生きることの喜びを教えようと奮闘する。
一方、『ロボット』の存在を好ましく思わない組織〈フマニタス〉が『ロボット』殲滅を目論み、イヴたちの動向を密かに窺っていた。
そんな中、ある事件をきっかけに〈フマニタス〉が大きく動き出す。
こどもたちの、鮮明で険しい、未知に出会う道のりがはじまる。
演出挨拶
大きな災厄を前に、私たちは常に無力です。
特に、自分が愛してやまない物語や表現というものが「戦争」という悲劇に対して果たして何になるのか。
私が演劇と向き合う時間は、それを自らに問い続ける時間でもありました。
願わくはこの作品という小さなひと雫が、
今も一つまた一つと失われている人の命、他者を殺し心を殺さねばならない人の存在、
それらに目が向けられるための確かな波紋となりますように。
共にこどもたちの行末を見届けてくださると幸いです。
公演日程
11月2日(土)~11月5日(火)
開場 13:30
開演 14:00
上映時間 約2時間
※本公演は戦争に関する描写がございます
※途中休憩がございます
アクセス
〒171-8501
東京都豊島区西池袋3-34-1
立教大学池袋キャンパス
ウィリアムズホール4Fスタジオ
──話をしよう、僕と君の夜明けのために。