立教大学演劇研究会 2024年度 11月公演


あらすじ


「人であれ。」

 

長く続いた戦争が終わった。

 

特殊部隊『ロボット』の一員として無感情に戦ってきたイヴは、世間から切り離されて育った少女・エマのもとに引き取られることに。

「ロボットのイヴが“人になる”ことができるように」……エマはイヴから様々な感情を引き出し、彼女に生きることの喜びを教えようと奮闘する。

 

一方、『ロボット』の存在を好ましく思わない組織〈フマニタス〉が『ロボット』殲滅を目論み、イヴたちの動向を密かに窺っていた。

 

そんな中、ある事件をきっかけに〈フマニタス〉が大きく動き出す。

 

こどもたちの、鮮明で険しい、未知に出会う道のりがはじまる。

演出挨拶


大きな災厄を前に、私たちは常に無力です。

 

特に、自分が愛してやまない物語や表現というものが「戦争」という悲劇に対して果たして何になるのか。

私が演劇と向き合う時間は、それを自らに問い続ける時間でもありました。

 

願わくはこの作品という小さなひと雫が、

今も一つまた一つと失われている人の命、他者を殺し心を殺さねばならない人の存在、

それらに目が向けられるための確かな波紋となりますように。

 

共にこどもたちの行末を見届けてくださると幸いです。


公演日程


11月2日(土)~11月5日(火)

開場 13:30

開演 14:00

 

上映時間 約2時間

 

※本公演は戦争に関する描写がございます

※途中休憩がございます

 

アクセス


〒171-8501

東京都豊島区西池袋3-34-1

立教大学池袋キャンパス

ウィリアムズホール4Fスタジオ

──話をしよう、僕と君の夜明けのために。